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算術演算子

基本的な四則演算を行う算術演算子と、文字列を結合する文字列連結演算子を紹介します。

四則演算

プログラムで数値計算を行うには算術演算子を使用します。算術演算子(Arithmetic operators)は + や - などの数学で使用する記号と同じなので直感的にわかりやすいです。ただし、乗算は *、除算は /、剰余は %、で求めます。

表1 算術演算子
演算子 説明
+ 加算演算子(Addition operator)
- 減算演算子(Subtraction operator)
* 乗算演算子(Multiplication operator)
/ 除算演算子(Division operator)
% 剰余演算子(Remainder operator)

表1は四則演算を行う算術演算子です。これらは全て二項演算子に分類されます。数学における記法と同じように、演算子の左右に計算対象となる値を項として指定します。

プログラムは、与えられた項を計算してその結果を返します。このような式の計算を行い結果を返すことを評価(Evaluate)すると呼びます。

評価された式の結果は、何かに渡すか保存するかをしなければなりません。この場では WirteLine() メソッドに式の結果を渡して出力しましょう。値を記述できる場所であれば、式も同様に記述できます。

コード1
class Test
{
	static void Main()
	{
		System.Console.WriteLine(10 + 3);
		System.Console.WriteLine(10 - 3);
		System.Console.WriteLine(10 * 3);
		System.Console.WriteLine(10 / 3);
		System.Console.WriteLine(10 % 3);
	}
}
コード1 実行結果
コード1 実行結果

コード1は、表1の算術演算子を用いた計算結果を表示しています。実行結果を見れば、演算子に与えた左右の項が正しく計算され、その結果を得られていることが確認できます。

文字列連結

加算演算子の項が文字列の場合、文字列を結合させる文字列連結演算子(String concatenation operator)として作用します。一方の項が文字列以外の場合、自動的に文字列化して結合します。

コード2
class Test
{
	static void Main()
	{
		System.Console.WriteLine("Jewel Seed, " + "seal!");
		System.Console.WriteLine("Internalize number " + 16);
	}
}
コード2 実行結果
 コード2 実行結果

コード2のように、文字列同士の結合はもちろんですが、数値のような文字列以外の値に対しても結合できます。