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break文

繰り返し文の埋め込み文のから強制的に抜け出す break 文について説明します。

反復処理から抜け出す

特定の場所に強制的に制御を移動させてしまう効果のある文のことを総称してジャンプ文(jump statements)と呼びます。前述した goto 文は、ジャンプ文に分類されます。ジャンプ文を繰り返し文と組み合わせて使うことによって、反復処理の実行制御をより柔軟に行うことができるようになります。

switch 文でも簡単に紹介しましたが、現在実行している制御ブロックを抜け出すには break 文を使います。 何らかの理由で繰り返し文を抜け出したい場合、この break 文で強制的に抜け出します。

break文
break ;

break 文に指定する値などはありません。switch 文または while 文や for 文といった繰り返し文の中で使用すると、実行中の制御を抜け出します。繰り返し処理の途中で結果が確定してこれ以上繰り返す必要がなくなった場合や、無限ループから抜け出す目的などで break 文を利用できます。

コード1
class Test
{
	static void Main()
	{
		int i = 0;
		while (true)
		{
			System.Console.WriteLine(i + "回目のループです");
			i++;
			if (i > 10)
			{
				System.Console.WriteLine("ループを抜け出します");
				break;
			}
		}
	}
}
実行結果
コード1 実行結果

このプログラムの while 文では条件に true を指定しているため無限ループとなっています。while 文の中で i 変数をインクリメントし、if 文でそれを調べ 10 より大きければ break 文を実行して繰り返しを抜けるようにしかけています。