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レンダラの設定

ゲーム全体の描画に関する設定はゲームオブジェクトやコンポーネントではなく、グローバルなレンダラの設定で行います。

描画に関わる全体設定

ゲーム画面に表示される絵は、シーン内の個々のオブジェクトやカメラの設定に基づいてレンダラが描画します。オブジェクトの見た目は、オブジェクト自身の設定やカメラ、照明などのコンポーネントによって決定されますが、この他にレンダラ自身の設定も影響します。レンダラはコンポーネントではなく、シーン全体で共有される設定です。

レンダラの設定を変更するには、Unity の「Edit」メニューから「Renderer Setting」メニュー項目を選択します。

図1 Renderer Setting メニュー項目
図1 Renderer Setting メニュー項目

「Inspector」ウィンドウに「RenderSettings」設定項目が表示されます。

図2 RenderSettings
図2

レンダラの設定は、主にフォグと環境光です。

当然、この設定はスクリプトからも変更できます。スクリプトからは UnityEngine.RenderSettings クラスで設定の読み取りや変更が可能です。

UnityEngine.RenderSettings クラス
public sealed class RenderSettings : Object

このクラスは、図2の「Inspector」ウィンドウ上に表示される設定項目に対応する static プロパティを公開しています。