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1.5 Zuneで実行する

Zune に配置して実行する XNA Framework ゲームのプロジェクトを作成します。

本稿の解説は XNA Game Studio 3.0 に基づいています。最新のバージョンについては「XNA Framework」の記事を参照してください。

1.5.1 デバイスの登録

Zune 本体があれば、PC と Zune を接続してゲームを配置できます。Zune での実行には Xbox 360 のような制限はなく、Creators Club のメンバシップや Xbox Live アカウントなどは必要ありません。Zune でゲームを実行する場合も Xbox 360 と同じで XNA Game Studio がすべて自動で必要なファイルを配置してくれます。

まず最初に Zune を USB で PC に接続した状態で XNA Game Studio  Device Center を起動してください。

図1 デバイスの種類で Zune を選択
図1 デバイスの種類で Zune を選択

「Add Device」を選択して、図1のようなダイアログが表示されたら Zune を選択して「Next」ボタンを押します。

図2 接続されている Zune が表示される
図2 接続されている Zune が表示される

接続されている Zune が表示されるので、登録する Zune を選択して「Next」ボタンを押します。

図3 成功時のダイアログ
図3 成功時のダイアログ

図3のようなダイアログが表示されれば登録は成功です。「Finish」ボタンを押して終了してください。

図4 Zune が登録された
図4 Zune が登録された

XNA Game Studio  Device Center に、新しく Zune が登録されたことが確認できます。

1.5.2 プロジェクトの作成

Zune 用のゲームを開発する方法も Windows や Xbox 360 用のゲーム開発と変わりありません。新しく Zune ゲームを開発するには「新しいプロジェクト」ダイアログで「Zune Game (3.0)」を選択してください。

図5 Zune プロジェクトの新規作成
図5 Zune プロジェクトの新規作成

PC と Zune が接続されていれば、ゲームを実行すると自動的に  XNA Game Studio  Device Center で設定されている Zune デバイスにデータが転送されます。接続や必要なファイルの転送はすべて自動的に行われるため、Zune 側で特別な操作を行う必要はありません。