わんくま同盟 東京勉強会 #76
HTML + CSS + JavaScript で開発する Windows ストアアプリ
2012年11月17日、東京新宿で開催されたわんくま同盟の勉強会にスピーカーとして参加させていただきました。Windows ストアアプリの開発言語には、ネイティブの C++、.NET Framework の C# と Visual Basic に加えて、Web 標準技術である HTML + CSS + JavaScript を選択できます。
本セッションでは、実際に開発した「WisdomSoft for Windows ストア」を例に、HTML + CSS + JavaScript を利用したアプリケーションの特徴について紹介しました。また C++ ネイティブ、.NET Framework、JavaScript(Internet Explorer)による各プラットフォームの特徴と違いをまとめています。
JavaScript が得意という理由で選択することに問題はありませんが、Web 標準によるマルチプラットフォーム性に期待して開発する場合は注意が必要です。専用コントロールを用いた UI や、チャーム、ストレージ、センサーなど Windows 8 のユーザー体験に最適化しようとした場合 JavaScript 用 Windows ライブラリに強く依存してしまうため、コードの携帯性は失われます。
JavaScript でコードを書く場合、UI は XAML ではなく HTML で記述するため、電子書籍のような文書を扱うソフトウェアにも適している点が大きな特徴です。