Windows Phone ゲーム

Windows Phone ゲームも Windows 用のゲームプロジェクトと違いはありません。Visual Studio 2010 Express for Windows Phone または Visual Studio を起動し、メニューバーにある「ファイル」メニューから「新規作成」→「プロジェクト」項目を選択し「新しいプロジェクト」ウィンドウを表示してください。

「新しいプロジェクト」ウィンドウの左にある「インストールされたテンプレート」リストから「Visual C#」項目を展開し「XNA Game Studio 4.0」 項目を選択してください。中央のリストに作成するプロジェクトの種類が一覧されるので「Windows Phone ゲーム（4.0）」を選択します。任意のプロジェクト名と場所を選択し「OK」ボタンを押してください。

次に「新規プロジェクト オプション」ダイアログが表示され、Windows Phone OS バージョンの選択が要求されます。

任意のバージョンを選択して「OK」ボタンを押してください。日本国内の Windows Phone 7 は「Windows Phone OS 7.1」以降となります。また、北米で発売されていた初期の Windows Phone 7 もバージョンアップが進んでいるため、基本的には最新のバージョンを選択して問題ないでしょう。

以上で Windows Phone ゲームのプロジェクトが生成されます。生成されるコードなどは Windows ゲームと同じものですが、プロジェクトを実行すると Windows Phone エミュレータ、または実機のいずれか選択されている方に配置されます。

エミュレータで実行する場合は、図3のツールバーにあるリストから「Windows Phone Emulator」項目を選択します。エミュレータでの実行であれば App Hub のアカウントや実機は不要で、すぐに開発に取り掛かれます。

Windows Phone エミュレータは PC の性能が十分であればゲーム開発でも問題なく機能します。デバイス固有の加速度計や GPS による位置情報のエミュレーションも可能になっているため、デバイスがなくても開発の大部分を PC で行えます。